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向陵Plearning【総合的な探究の時間】

3年生に向けて【向陵Plearning】

3年生の向陵Plearning「PersonalPresentation(パーソナル・プレゼンテーション)」のオリエンテーションを行いました。

パーソナル・プレゼンテーションはこれまでの探究のまとめを個人で行い、個人でプレゼンする取組です。

本日は活動の説明と、春休み中に取り組むことを確認しました。

 

続いて、豊田進路部長による「キャリアプランニングと探究の関わり、進路情報について」のお話を。

皆、真剣に聴いています!

続いて、「個人レポート」優秀作品の発表と表彰式が行われました!

最優秀賞 野地絢愛さん 「文学作品と戦争」

優秀賞 手嶋 優さん 「デザインの社会的役割」

優秀賞 高野幸生さん「数学と社会の関わり」

それぞれ校長先生より表彰を受けました。

                              (最優秀賞 野地さん)

                              (優秀賞 手嶋さん)

校長先生より講評と、二人の受賞コメントをいただきました!(本日、優秀賞の高野さんは欠席でした。)

続いて、昨日行われた県理数科発表会の代表発表班と、先日のWWLみらい東北高校生プレサミット発表班の活動報告会が行われました。

◆県理数科発表会 代表発表班(校内発表において、大学の先生、本校教諭、参加生徒から最も評価が高かった班)

 理数科生物2班「幻のサトイモと様々な土壌の相関」

地学2班「クレーター形成における質量と体積の比較」

 理数科のブログポスター発表会の記事もご覧ください!

WWLみらい東北高校生プレサミット(向陵オープンセミナーで発表した班の中から、活動の趣旨に合い、評価も高かった2班を選抜)

AI18班「安全保障と日本」

AI25班「機械と人間」

※AI:アカデミック・インターンシップの略

4グループの代表者がそれぞれ発表の振り返り、感想を話しました。

 理数科、普通科それぞれの活動内容を学年全体で共有できる良い機会となりました。

 

3年生に向けて、さらに一歩踏み出していきます。

               

「みらい東北高校生プレサミット」で発表しました!【向陵Plearning】

3月16日(土)「第1回 みらい東北高校生プレサミット」が開催され、本校生2グループが発表者として参加しました。(本校は、WWLコンソーシアム構築支援事業の連携校です。)

サミットでは、全34グループが5つの分野(科学、環境、文化・教育、まちづくり、国際理解)に分かれて、自分たちの探究テーマへの取組を発表しました。

 

テーマ「機械と人間」(科学分野)で発表したのは、斉藤達也さん(2年)、我妻優灯さん(2年)の2人です。一緒に取り組んできたメンバーは4人でしたが、当日欠席した2名(金さん、赤堀さん)の分も頑張って発表していました!

目覚ましい速度で発達する機械工学と自分たちの生活の関わりについてを考察し、発表しました。

 

テーマ「安全保障と日本」(国際理解分野)で発表したのは、板垣竜之介さん(2年)、畠山紗世さん(2年)、松藤梨那さん(2年)、佐々木舞さん(2年)の4人です。

2グループともに、他校の参加者からの質問に(難しい質問に時に考えながら)しっかりと自分たちの見解を述べていました!

 

「私たちは、『向陵オープンセミナー』での厳しい質問にも対応してきたので、今日は余裕を持って臨めました!」との心強い声も聞かれました。本校参加者が他校の発表時にも自ら手を挙げて、発表内容を深める質問をしていたのが印象的でした。

 

発表後は、各分科会ごとに「私たちが考えるみらい東北」を考え、提案するワークショップが行われました。

初対面のメンバーと一緒に2040年のハッピーな東北について考え、ともにプランを作り上げ、全体に提案するという貴重な学びを体験できました。

貴重講演、各分野の専門家の方々のアドバイス、講評からの学びも大きいものとなったようです!

最後に向山の「ム」ポーズで記念撮影。

 今回参加した2グループは、本校「向陵Plearning(プラーニング)」で2年生普通科が取り組んできた探究活動「向陵Research(リサーチ)」での学びを発表しました。

 

10月の「学年中間発表会」の代表班に選ばれ、11月の全校探究発表会「向陵オープンセミナー」での発表を経て、今回学校代表として「みらい東北高校生プレサミット」に参加しました。

 

 

 

 

ベストブックトーカー決定戦!【向陵Plearningのブログ】

1年生は、総合的な探究の時間・向陵Plearning(プラーニング)において、6回シリーズで「ブックトーク」に取り組んできました。

それぞれが読んだ本の内容を皆に伝える活動です。

◆向山高校「ブックトーク」3つのポイント◆

①自分の興味関心のある分野の「新書」2冊以上を紹介する。

②自分でテーマを決め、テーマのもとで紹介する。

③よりよく伝わるように、伝え方を工夫して紹介する。

これまで新書選び、読書、テーマ決め、構想メモ作成、グループ内発表、クラス発表、と活動を重ねてきました。

さて、本日は最後の活動、学年発表会です。

各クラスで選ばれた代表4人が5分間ずつ発表します。

会場は体育館。最近ではいちばん気温の低い日。先生も生徒も、防寒対策をしっかりして集まりました。

最初に鈴木住恵1学年主任のあいさつ。

向陵プラーニング委員からルール説明があり、いよいよスタート!

スクリーンには、紹介する2冊の新書(表紙)と、タイマーが映されています。ステージ上で操作をしているのは、向陵プラーニング委員の皆さん。

司会進行は、向陵プラーニング委員の長濱もかさん、黒沼結良さん。

 本日のブックトーカー(クラス代表)とテーマをご紹介します。

岡村美瑛さん(1組)「「昨今の医療業界がブラック過ぎる?!」

菅井翔太さん(2組)「先生になりたい 伝える力がある人になりたい」

増谷麗未さん(3組)「医療を知る」

岩渕はるなさん(4組)「英語が命綱」


さすがクラス代表者!本の紹介を印象的にしたうえで、テーマと自分との関わり、テーマについての自身の考えをしっかりと伝えていました。

 発表後の質問タイムでは本の内容や考えを掘り下げる質問が出ました!

全員の発表が終わり、いよいよ挙手による投票!

 投票の結果、3組の増谷麗未さんが2023ベストブックトーカーに決定しました!

 表彰式。校長先生から賞状と副賞(図書カード)が授与されました。

 本日のブックトーカー全員からひとこと。

 「本を伝える難しさ、楽しさを知る機会になりました。今回の発表を通して得た力をこれからも高めていきたいです。」「緊張しました。」

校長先生より講評をいただきました。

「読書は大切、さらに読書したことを人に伝えることは重要なこと。その大切なことを学年皆で共有することができたことは貴重な経験です。読書は『やらなければならない無理』として、これからも大切にしてください。」

※「やらなければならない無理」については開講式での校長先生のご挨拶を是非ご覧ください!

最後に校長先生と本日の発表者とで記念撮影。

最後に、

司会進行をはじめ、計時、機器操作、記録(撮影)、投票集計・・・向陵プラーニング委員の皆さんのテキパキとした働きによって実りある「ブックトーカー決定戦!」となりました!お疲れさまでした!

 

 

オータムセミナー【向陵Plearningのブログ】

1年生の総合的な探究の時間「向陵Plearning」での学びをご紹介します。

10月「オータムセミナー」

様々な分野で活躍する方々から直接お話を聞く学びの時間です。本校を卒業された先輩方を講師としてお迎えしました!

11名の先輩方が来校されました。大学の先生、アナウンサー、アルペンスキーナショナルチームコーチ、金融保険、専門を生かした経営者の方々(薬剤師、きのこ栽培、デザイン企画…)と、多彩な分野でご活躍の方々です。

 

同じ校舎で学んだ先輩方の声の響きは格別です!

 オールスパイス社長(レストランHACHI経営)角田秀晴さん(5回生)は、「今日の話をきっかけに、お父さんやお母さんに『今の仕事に至った経緯、ドラマ』を聴いてみよう!」とお話されました。

質疑応答も盛り上がりました!

先輩方のお話を聞くことで、自分の将来、高校生活とのつながりについて深く考える一歩となりました。

 

同窓会のような和やかな雰囲気のなか、卒業生(6回生)の渡邊重夫校長を囲んで記念撮影をしました!

 

生徒の感想より(受講後、先輩方にお送りした感想です)

★今までフリーアナウンサーの仕事について詳しく知りませんでしたが、様々な仕事があると分かり、アナウンサーという仕事の見方が変わったのと、自分の知っている職業の幅も広がりました。また、講座を受けて特に「自分の適性は自分では分からない」という言葉を常に意識したいと思いました。自分の自分への意見も大事だけれど、他人からの意見も大切にしたいと思いました。加えて「きく力」を大事にして、誰かと話すときにお互いに良い気持ちで接することができるようになりたいです。実演(ペアワーク)もある講義で、楽しみながら学ぶことができました。ありがとうございました。(伊藤心乃葉さん、フリーアナウンサー三浦貴子先輩の講義を受講)

★小・中・高と同じ出身でとても親近感が湧きました。高橋さんの話はとてもおもしろくて、どんどん引き込まれていきました。話を聞いている姿勢もとてもかっこよくて、この力を使って銀行員やライフプランナーをされているのだなと感じてすごく尊敬しました。高橋さんのように聞かれたことにとっさに切り返せたり、飽きが全然こない深い話ができるように頑張りたいです。ありがとうございました。(佐藤飛彩さん、生命保険株式会社 高橋秀行先輩の講義を受講)

 

 

リース・エイドリアン先生による「プレゼンレッスン」【向陵Plearning】

現在、そしてこれからを生きる我々にとって欠かせない「プレゼン力」

何かを説明すること、意見を伝えること、学んだことを発表すること・・・、

日常から学問、仕事・・・すべてに関わってきます!

向山高校では6年前からリース・エイドリアン先生による「プレゼンレッスン」を行っています。

東北学院大学教養教育センター教授 リース・エイドリアン先生は,学会発表やワークショップを何百回と経験されていらっしゃる、まさに「プレゼンのプロ」です!

本日、最初の話題は「ラグビー」!時に笑い、うなづきながら、皆リース先生の話に引き込まれていきます。

昨年までは日本語による「プレゼンレッスン」でしたが、今年からは英語を交えながらのレッスンとなりました!

1年生は、皆いつも以上に集中していました。

皆が引きつけられた「ラグビーの話」、実はこの部分も「プレゼン」の大切な部分であることが、この後で明かされていきます。

「プレゼン全体の15%は『INTORODUCTION』としてBackground informationを伝える時間です。」

 リース先生は、1つのプレゼンを「ハンバーガー」に例えてプレゼンの構成を教えてくださいました。

教えを受けて、ペアでの伝え合い。

ペアで「日本文化の最も素晴らしいところ」を伝え合いました。

 

リース先生からのメッセージ「『成功』の反対は『失敗』ではない、『何もしないこと』である」


プレゼンの基本はもちろん、今後の高校生活に大切な姿勢を学ぶ機会となりました。

 

 

3学年「Personal Presentation」学年発表会【向陵Plearning】

総合的な探究の時間のまとめの活動として,3年生は4月,5月と約2ヶ月かけて個人探究「向陵リサーチ」の仕上げに取り組みました。

1年次の「ブックトーク」,2年次の「アカデミック・インターンシップ」,「個人レポート」を経て,自分の将来に向けて探究のまとめと発表を行うのが「Personal Presentation(パーソナル・プレゼンテーション)」です。

5月の最後の日、この「Personal Presentation」の学年発表会が行われました。

場所は本校体育館。各クラスの代表に選ばれた5人が発表を進めます。

 

1組代表 髙城澪さんによる「これからのアニメは何が必要か?」

探究したことを自分のことばで,聴衆をしっかり見つめながら堂々と伝えていました。アニメの置かれた現状、課題、そしてできることは何か?共感とともに問題意識を共有できる内容、およびプレゼンでした。「自分の好きなもの」発の問題意識、探究が深まる喜びを共にできるひとときでした!

 2組代表 佐藤愛和美さんは「『薩長史観』によって歪められた戊辰戦争の真実とは何か?」

自ら会津に赴き、フィールドワークを経ての発表でした。「歴史とは何か」、我々が常識だと思っていることの意味を考える機会となる深い内容でした。放送部で鍛えた声の魅力・伝える力が深い内容と相まって訴える力を持っていました!

 手書き文字とイラストを効果的に取り入れたイラストも魅力!(佐藤愛和美さん)

 

3組代表 岡崎光希さんは「向陵Plearningって必要?~総合的な探究の時間で学ぶ『生きる力』」。

教員には必須,しかし学ぶ側の高校生としてはなじみが薄い(と思われる)「学習指導要領」。「学習指導要領」を自ら読み解き,「生きる力」と現在の学び、共通テスト、そして「向陵プラーニング」の関係と意義を完全に自分の言葉で理解し、自身のことばで発表しました。自分たちの高校生活、授業、テスト、そして探究学習の背景と意義を考える貴重な機会となったのではないでしょうか。岡崎さんが話すと、「学習指導要領」が身近なものに変わる魅力がありました。

 4組代表 加賀山結さん。「地球温暖化において炭素はどれほど重要か?」

加賀山さんは1年生次のブックトーク、2年次のアカデミック・インターンシップ、まとめの「個人レポート」と自分のテーマを積み重ねてきました。2年次の個人レポートでは優秀賞を受賞しています!

今回はこれまでの積み重ねを振り返り、さらに6冊の書籍を読みこなした上での発表でした。脱炭素と、炭素の重要性という矛盾を多くの視点から捉えていくことの必要性を真摯に追究する内容でした。加賀山さん自身が「科学的な視点」を身につけていった過程がそのまま伝わる、優れた探究を体現したプレゼンでした!

 5組代表 佐々木透也さん「過疎の何がいけないんだよ!」

古代メソポタミアの都市から学ぶ「過疎」。どちらかというと身近とはいえない内容、テーマに皆が聞き入ったのは佐々木さんの高いプレゼン力の成せる技でしょう!

佐々木さんは5組(理数科)で、2年間「課題研究」に取り組んできました。課題研究の活動で培ったまとめの力、伝える力が存分に発揮されていました!

 今回の学年発表では、拍手の多さで「ベストプレゼン賞」を決定しました!拍手の多さは・・・皆同じように聞こえます。

そこで司会・進行・運営を担当した「向陵プラーニング委員」の皆さんが判定!

結果は、

ベストプレゼン賞 佐々木透也さん「過疎の何がいけないんだよ!」に決定しました!

教頭先生からの表彰です。

佐々木さん、おめでとうございます!

クラス代表の皆さんの優れたプレゼンに拍手!

司会・進行をはじめ発表会全体の運営にあたった「向陵Plearning委員会」の皆さんと!

 3年生はこの「パーソナル・プレゼンテーション」学年発表会をもって探究活動から,進路に向けて自身を見つめ、ブラッシュアップさせる「キャリアプランニング」へと移行します。

探究活動て培った力をもとに輝かしい未来へと羽ばたいていけますように!

2学年・SDGs学習会【向陵Plearning】

東北大学大学院医学系研究科 虫明 元教授,宮城教育大学 虫明美喜客員准教授のお二人を講師としてお招きし、「SDGs学習会」を開催しました!

テーマは「孤立・孤独防止とSDGsとコミュニケーション教育」です。


会場は本校体育館。2学年の総合的な探究の時間「向陵Plearning(プラーニング)」の時間です。

 

虫明元先生のご専門は脳神経科学、虫明美喜先生は日本語教育,多文化共生教育,文語文教育です。

お二人は,現在,JST戦略的な研究開発の推進・SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム『演劇的手法を用いた共感性あるコミュニティの醸成による孤立・孤独防止事業』に取り組んでいらっしゃいます。

脳科学の知見に基づき,演劇的手法を用いての人材育成,共感的コミュニティを醸成を図ること,そして社会的孤立・孤独を生まない社会を目指したプロジェクトです。

今回は,脳科学とコミュニケーションとの関係,SDGsがどう関わるか,なぜ「演劇的手法」がコミュニケーションのスキルを高めるのか、というお話をいただきました。

真剣に聞き入っています!スライド、資料を見つめつつ。

 ご講義の後は,「応用演劇の手法」を用いたグループワークです!

今回は「リテル」に挑戦しました。

一人のお話(ストーリー)を,聞いていたもう一人が再現するものです。まずはお二人が実演!

元先生が,最近体験したできごとを話され,美喜先生が「彼は~しました。」と少し,客観的に再現されます。

すっかりそのままではなく,少し客観的に捉えなおした形で再現することがポイントです!

さぁ、それでは4人一組でやってみましょう!

講師のお二人もそれぞれ,中に入って耳を傾けていらっしゃいました。

自分の話が友人によってその場で再現されることは、受容感と承認感、友人・自分双方の発見にもつながるようです。

最後に,質疑応答の時間。

松木美紅さん「1年生の時に行った寸劇の授業にはどのような効果があるのでしょうか?」

(昨年,お二人は言語文化の授業で演劇的手法を用いたワークショップを開催されました。)

小田夏映さん「対面と非対面(オンライン等)のコミュニケーションはどのような違いがあるのでしょうか?」

それぞれの質問にじっくりと丁寧に答えていただきました。

最後に生徒代表のあいさつをした高田圭吾さん。

 

虫明元先生,美喜先生のお二人が取り組まれている「応用演劇の手法を取り入れた対人活動と講義をブレンドした新しい授業形態」は受講した東北大,宮教大の学生さんを中心に,現在大学の外にも活動の輪が広がっています。

今回の学習会は,身近な人と人とのつながり,共感すること,受け入れることが世界の「環境と人間社会に関わる開発目標(SDGs)」に繋がることを知った貴重な学びの時間となりました。

 

 ★講師のお二人には昨年度2年生(現3年生)のアカデミック・インターンシップでもお世話になりました。

 虫明元先生の東北大学医学部研究室でのアカデミック・インターンシップ

 虫明美喜先生が理事をされている東北多文化アカデミーでのアカデミック・インターンシップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年生「パーソナル・プレゼンテーション」グループ発表!【向陵Plearning】

総合的な探究の時間「向陵Plearning(プラーニング)」にて,3年生は個人探究発表を行いました。

個人探究発表「Personal Presentation(パーソナル・プレゼンテーション)」

①1,2年生と2年間かけて積み上げてきた探究テーマ(2年次に「個人レポート」でまとめ完了)

②①とは異なる新たなテーマ

①②のいずれかに関連する書籍・論文に触れて、深めたテーマについてまとめ、一人ひとりが口頭で発表する活動です。(全7時間)

 

本日は、グループ内での発表です。

春休み中に読んだテーマに関する書籍(主に新書)を説明に使用している様子が見られました。

3冊の書籍を机の上に重ねて,質疑応答に備えている姿も!

事前に届け出た探究テーマと分野によってグループ分けをしています。

誰かの発表は自分のテーマとも重なり、聞き手も真剣。

質疑応答が、そのままディスカッションの形になっているグループも多数ありました!

興味深い発表内容が多く、先生たちもつい足をとめて一緒に聞き入ってしまいます。

「先生はどう思いますか?」などと逆に質問され、ディスカッションに仲間入りする場面も・・・。

ひとり5分間の発表、3分の質疑応答タイムを取りました。

「ビブリオバトル」のタイマーを使い、ビブリオバトル方式で行っているクラスもありました。

(ビブリオバトルは1年生の向陵Plearningにて全員体験済みです)

 

 

最後にご紹介する写真は、理数科5組です。理数科は2年生までは主に理数科の課題研究に取り組んできました。

2年生3月に研究発表を行い、3年生4月からは、普通科と同じ内容で取り組んでいます。

理数科5組の皆さんが選んだテーマは、2年生まで取り組んだ課題研究をさらに深めるテーマもありますが、

「最後の文明は識っていた。過疎とは何か、何がいけないのか、なぜ起こるのか?」のように、文化や社会に関わるテーマ、教育問題や経済のこれからに関わるテーマを選んだグループもありました。学問分野でいうと、いわゆる「文系」に属するテーマですが、理数科目と理数探究を強化しながら、文系のテーマに取り組むことは非常に有意義なことだと思います!実際の学問探究に理系・文系の別はありませんから。

次週はグループ代表者によるクラス発表です!

 

 

 

 

 

「個人レポート」表彰作品展示!

2年生(現3年生)の「個人レポート」の表彰作品を校内に展示しています。

場所は進路室と職員室の間。

新しく「向陵plearning(プラーニング)」コーナーを作りました!

展示したのは2年生(現3年生)が個人探究(向陵リサーチ)のまとめとして作成した「個人レポート」。

A4(1,440字×5枚以上=7,200字以上,400字詰原稿用紙で18枚分という大作に,普通科全員が取り組みました。

今回は,年度末に学校長表彰を受けた3名の作品を展示しました。

◆学校長表彰

・最優秀賞 遠藤涼平「歴史学について」 

・優秀賞  大﨑陽向「言語から始まる異文化理解」

・優秀賞  加賀山結「環境問題に対する化学の力について」

※表彰時は2年生,現3年生。

◆個人レポートの優秀作品一覧と審査評はこちらです→2年個人レポート表彰.pdf

 

展示した力作をぜひご覧ください!

 

1学年普通科ベストブックトーカー決定

1学年で行ってきたブックトークも先日クライマックスを迎えました。

自分たちの興味を持ったテーマに沿って,2冊の本を関連付けて紹介していく取り組み。知りたいことを自ら調べていくという点で大学等で何をしていきたいかを考えるきっかけにしてほしいという意図があります。

まずはグループでの発表で1人選出され, ↓

グループブックトーク

 

クラス発表でクラスの代表を決定しました(12月中旬)↓

クラス代表決定戦

 

そして先日(1月17日)に行われたベストブックトーカー決定戦。5名のブックトーカーが緊張しながら自分の発表の順番を待っています。↓

 

 1人目は千葉さんの発表です。「『良い』『悪い』とは何か」というテーマで発表してくれました。自分で絶対に正しいと思ったことであっても,他人にとってそれが正しいとは限らない。善悪の判断は安易に考えず多角的に考える視点が必要だという主張に非常に考えさせられました。

 2人目は伊東さん。「知ってほしい教育術」というテーマで発表してくれました。自身を育ててくれた両親への感謝の思いから,子育てについて考えたいという理由でテーマを設定したそうです。保護者の子どもへの適切な声がけなど具体的な内容が豊富で聞く側も将来をイメージしながら聞いていたようです。

 3人目は赤堀さん。テーマは「心と生活の安定」。自身の睡眠に対する困り感から悩んだことからテーマを設定したそうです。ディスカッションタイムでは,オススメの睡眠法について聞かれ,「生活を安定することが大事だと思う」と非常に具体的な返答をしていたのが印象的でした。

 

4人目は松藤さん。「New life style」というテーマで発表しました。時代の変化に合わせてこれまで当たり前とされることが当たり前ではなくなっており,どのような生き方を選ぶのかということを女性としての視点も交えて説明してくれました。

 質問の様子。

 

最後は渡邉さん。テーマは「なぜ人は他人を傷つける?」です。不登校の要因のひとつである「いじめ」について,自分たちができる対策について考えるため,加害者・被害者双方の視点から考察したいという動機から話が始まり,印象に残る一節を抜き出して,自分の体験談を交えて的確に聴衆に訴えていきました。

 

 さて,肝心のベストブックトーカーですが,聴衆の拍手の大きさで判断する予定でしたが,どうしても2名の拍手の大きさが比較できず,伊東さんと渡邉さんの2名同時優勝という形になりました。レベルの高い争いに,賞状等が準備できず,後日行われた学年レクレーションで表彰が行われました。

2,3月はこれらの活動を基にグループに分かれて探究活動が行われます。この経験を活かし,興味関心を深めていって下さい。