向陵Plearning【総合的な探究の時間】
雑誌『月刊高校教育』掲載のお知らせ【向陵Plearningブログ】
本校の向陵Plearning(プラーニング)での取組が『月刊高校教育』(学事出版,2025年3月号)に紹介されました。(学事出版の許可を得て、半ページ分のご紹介となります。)
「本を通じた学びを分かち合い社会とのつながりを育む」
1年次の「ビブリオバトル」「ブックトーク」、2年次の「グループブックトーク」が出発点となり、互いの興味・関心を共有して尊重し合いながら学ぶ姿勢と資質を育んでいく良さが紹介されました。(インタビュー対応:早坂晴子主幹教諭)
新入生の「図書館オリエンテーション」が終わりました!
小杉景子学校司書による「図書館オリエンテーション」をクラス毎に「現代の国語」の時間に行いました。
「本を通じた学び」の第一歩です。
「現代の国語」の最初の単元「知らないものに出会う」の言語活動では「知的書評合戦・ビブリオバトル」に挑戦する予定です!
「向陵Plearning」と図書館と授業が繫がり、学びを進めていきます。
令和7年度「向陵プラーニング」スタート!【向陵Plearningブログ】
令和7年度の総合的な探究の時間「向陵Plearning(プラーニング)」のオリエンテーションが
各学年で行われました!
◆1年生・大きな目標と3年間の活動を知る◆
「あなたは将来どんな人生を送りたいですか?」
1学年三宅主任の問いかけに、それぞれが真剣に考え、話そうとしているのが印象的でした。
向山高校3年間の「向陵Plearning」は、答を探すこと、近づくことに繋がるプログラムです。
向陵プラーニング一つ一つの活動は「探究サイクル」がプログラムされていること、「これからの人生、仕事でも、大学での研究でも「探究サイクル」の視点を身につけることが大切」と1学年三宅主任が力説しました。
◆2年生・探究活動「向陵Research」の流れを確認する◆
2年生はこれから始まる「グループブックトーク」が今年一年の探究活動にどのように繋がっていくのか、2学年小野担当から説明がありました。
年間予定表やスライドを見つめる真剣な表情に1年間の成長が伝わってきます。
2年生は夏休みの「アカデミックインターンシップ」を軸に、グループ毎のテーマ探究が深まるプログラムです。
◆3年生・探究成果のまとめ、未来への一歩をイメージする◆
3年生は、3月に実施した「パーソナル・プレゼンテーションガイダンス」について、3学年大場担当による振り返りがありました。
その後、豊田進路部長による「キャリアプランニング」の内容共有が行われました。
各自の探究成果のまとめ、そして「未来への一歩」が本格的にスタートします!
◆今週は、いよいよプログラム始動!◆
各学年、それぞれの活動が始まっています。
写真は2年生「グループブックトーク」第1回。
グループブックトーク本を選定するための活動です。
興味・関心を共にするグループ内で、各自が春休みに読んだ1冊を示しながら紹介し合いました。
向山高校で導入しているインターネットサービス「ジャパンナレッジschool」(オンライン図書館)内の新書を活用し、Chromebook(BYADによる一人一台端末)の画面を示しながら説明している姿も多く見られました。
次回からはグループ毎に2~3冊の本を選び、テーマを決めて「グループブックトーク」へと進む予定です。
学年ベストブックトーカー決定!【向陵Plearning】
1学年向陵Plearning(プラーニング)で取り組んできた「ブックトーク」最後の活動、
学年発表会が開催され、各クラス代表が見事なブックトークを行いました。
向山高校のブックトーク「向陵ブックトーク」は全9時間をかけて行っています。
興味関心のある分野の新書を2冊以上読み、ひとつのテーマで繋いで伝え合う活動です。
学年全員の投票結果を経て、「ベストブックトーカー」に選ばれたのは渡部貴裕さん「宇宙ワクワク計画with宇宙人」でした!
表彰式後、各クラス代表で記念撮影。
(写真左から)
小林橘平さん『哲学を学ぼう』
渡部貴裕さん『宇宙ワクワク計画with宇宙人』(ベストブックトーカー)
佐藤瑞葉さん『楽に頭良くなるには?』
氏家司帆さん『同世代の戦いから見る私達』
【参考】向山高校の「ブックトーク」について
放課後ゼミ「人工知能(AI)と人の脳」【向陵Plearning】
「放課後ゼミ」今年度最終回は
東北大学医学部名誉教授 虫明元先生をお迎えしての脳科学ゼミでした。
脳科学をご専門とする虫明教授によるご講義「人工知能(AI)と人の脳」とグループワークに本校生30名が参加しました。
医学、脳科学、AIに関心のある理系の向陵生をはじめ、虫明先生が近年取り組まれているコミュニケーションの観点から教育系志望者も集まりました。
人の脳とAI(人工知能)の違いは・・・ご講義をいただいた後に、「カタルタ」というカードを使ったグループワークに挑戦!
カードに書いてあるワード(接続詞)を使いながら、自分たちでストーリーを創作するゲーム。「ナラティブ思考」が必要とされる活動に挑戦しました!
【参加生徒の感想より】
・幼少期に経験したことや育った環境によって、将来の人格に大きな影響を及ぼすのだなと思いました。普段の何気ないことでも子供にとっては新鮮なものだから、もし自分に子供ができたらそういった小さな出来事も大切にしたいと感じました。(1年生)
・人間の脳の構造について今まで学んだことがなかったので新しいことがたくさん学べて興味深かった。(1年生)
・自分は文系だが、人とAIの違いなどに関する詳しい知識を得ることができたので貴重な機会になった。ナラティブ思考を実際に体験することは難しかったがなんとかして繋いでいくことが大切であることが分かった。(2年生)
・私たちの班が向陵リサーチで調べているのは教育のみだったので、今回この講義を聞いて脳と教育の関係性を学ぶことができた。また、今まで調べてきたことにプラスできるような内容だったので、自分の考えを深掘りできる良い機会だった。(2年生)
・私は向陵リサーチで人工知能についての探究を行っていたため、知能に関する医学的な見聞についてのお話しは非常に参考になりました。貴重なご講話、大変ありがとうございました。(2年生)
・人間には仲間はずれで痛みを感じる社会性があり、さらに他者の痛みもまた自分にフィードバックされるのなら、他社が仲間外れにされているのも痛みになるのかなと考えた。今回の講義は非常に興味深いものでした。人とAIの思考能力の育ち方にここまでの違いがあるのは驚きでした。ありがとうございました。(2年生)
・人間の社会性のことなど、知っていそうで知らなかった脳のことがよくわかり、非常に興味が持てました。参加してよかったと心から思えました。(3年生)
卒業生講師による「パーソナル・プレゼンテーション」ガイダンス【向陵Plearning】
3月最後の授業日。
3年生の夏休み前までに取り組む「パーソナル・プレゼンテーション」(個人探究・個人発表)のガイダンスがありました。
これまでグループ単位で取り組んだ「向陵Research」「課題研究(理数科)」をもとに、個人のテーマを追究する活動です。本校の探究学習の最後のまとめ活動として、3年生全員がスライドを作成し、発表を行います。
ガイダンス講師としてお迎えしたのは、今春卒業したばかりの多田悠吏さん。
多田さんは、自身がどのように個人探究のテーマを設定し、取り組んだかを話してくれました。
スライドも説明もわかりやすい!
皆、真剣に聞き入っています。
理数科を卒業した多田さんは、1年生の時、ビブリオバトル学年チャンプとなり、県大会に出場しました。
3年生の「パーソナル・プレゼンテーション(個人探究発表)」ではクラス代表となり、宮城野高校「ゼミフェス」(全校探究発表会)にゲスト発表者として参加しました。
発表タイトルは「なぜ男性の家庭科教員は少ないのか。」
その後、11月に宮城県家庭科教育研究会主催の研究会で、県内の家庭科の先生方を前に発表する機会をいただきました。
4月からは家庭科の教員への第一歩として、東京学芸大学(B類 家庭コース)に進学します。
多田さんの活動について、3月31日(月)の『河北新報』朝刊で紹介されました。