プレゼンレッスン【向陵Plearning】
これからを生きる我々にとって欠かせない「プレゼン力」。何かを説明すること、意見を伝えること、学んだことを発表すること、日常から学問、仕事・・・すべてに関わってきます!
向山高校では毎年1年生全員を対象に「プレゼンレッスン」を実施しています。
講師は、東北学院大学教養教育センター教授 リース・エイドリアン先生。
先生は、オーストラリアのご出身で、これまで高等学校、東北大学、宮城教育大学で講義を担当されてきました。東北大学で博士(教育情報学)の学位を取られ、これまで数百回の学会発表、学会参加を通して「伝わるプレゼン」を徹底追究されている、まさに「プレゼンのプロ」です。
向山高校での「プレゼンレッスン」は今年で9年めです。
リース先生のレッスンでは、プレゼン全体の構成を「ハンバーガー」にたとえたり、具体的な構成を「最初の紹介は〇〇%」と数値で示したり、と明確にプレゼンの基礎を学ぶことができます。
そして、実際にグループやペアでのプレゼンワークを通して、「コツをつかんで、上手くなった!」を実感できるのも魅力です!
★生徒の声より★
・今までは「プレゼン」というと与えられた時間内で長く話さないといけない大変なものだというイメージがありましたが、レッスンを経て「短い発表を繰り返す」「発表の構成を考える」ことで2回目の発表練習ではとても楽に、落ち着いてプレゼンができるようになりました。今後のプレゼンに活かせるようにしていきたいです。
・プレゼンテーションをするときは、全体をひとつとして見ていたけれど、今回のレッスンを通して「ミニ発表をたくさんする感じでプレゼンすればいい」と分かった。プレゼンの始まりはストーリーや質問から入り、中身は3つのテーマに分けて話し、最後に一番伝えたいことや中身のまとめ、これから(未来)について話すことを意識してこれからのプレゼンに臨みたい。
写真にあるように、「与えられた形をもとに、自分の発想を大切に絵を描くワーク」にも取り組みました。
同じ形から出来上がる様々なイラスト!
★生徒の声より★
・配付されたプリントの絵を完成させるときに、周囲の人と全然違う絵ができて、捉え方の違いにびっくりしました。発見がたくさんできて楽しかったです。プレゼンテーションでは聞く人の興味を引くことが大切だと思うので、最初に質問をしたり、インパクトのあることを行うと興味を持ってもらいやすいと思いました。これからは「これからプレゼンテーションを始めます」ではなく、質問から始めるなど工夫をしようと思います。また、プレゼンの内容にもよるけど、日本文化を伝えたいときは日本文化についてもっと調べておくと思ったより速く話し終わってしまったとき、具体例を出したり、他の話題を付け加えたりすることができると思いました。
・今まで結構プレゼンテーションが自分的にすごく苦手だったが、structureを聞いて、細かく分けて考えてみると、今までよりずっと楽にプレゼンテーションができたので、これからも意識してやっていきたいと思います。また、スライドは「色をシンプルにする」、「画像を用いる場合は大きく」など相手から見て見やすく伝わりやすいスライド作りに尽力したいと思います。「失敗」してもよいから楽しく、自分らしい発表をこれからやっていきたいです。
リース先生からのメッセージ「『成功』の反対は『失敗』ではない、『何もしないこと』である」
プレゼンの基本はもちろん、今後の高校生活に大切な姿勢を学ぶ機会となりました。