向陵Plearning【総合的な探究の時間】
アカデミック・インターンシップ【東北福祉大学情報福祉マネジメント学科】
仙台向山高校では2年次に興味関心のあるテーマを深めるために、グループ毎に大学・研究機関を訪問し、研究体験、大学体験をする「アカデミック・インターンシップ」を実施しています。
今年度、2学年普通科160名が34のグループに分かれて活動しています。
こちらでは何回かに分けて、アカデミック・インターンシップの活動の一端をご紹介します。
今回は、「国際関係」(不平等や差別のある世界において求められる支援の内容、日常で貢献できること)をテーマとしている18班の活動をご紹介します。
18班は東北福祉大学総合マネジメント学部情報福祉マネジメント学科の生田目学文教授のもとに伺いました。
生田目先生は向山高校の御卒業(5回生)です!
先生は国際政治学・安全保障学をご専門とし,子どもの貧困問題に取り組んでいらっしゃいます。
講義のテーマは「世界の子どもたちを支援する活動『ストリートチルドレン芸術祭』から『ワールドチルドレン芸術祭』へ」でした。
世界に1億人存在するというストリートチルドレン(路上で暮らす18歳以下の子どもたち)。
子どもたちが描いた絵をカレンダーにすることで,ストリートチルドレンを支援する活動についてお話くださいました。
グループメンバー4人のための特別講義。真剣に聞き入っていました。
講義の後のインタビュータイム。
自分たちのテーマを深めるための質問を生田目先生が受け止め,じっくりと答えてくださいました。
18班の質問の一部をご紹介。
「なぜ戦争が起きるのですか?」「国際関係学を学ぶと将来どのようなことに役立ちますか?」・・・、答は決して一つではない問いです。
生田目先生のお答えは、
「まずはいろいろな角度、いろいろな立場での現状を知る、その上で俯瞰して自分の考えを定めること、これは戦争を考える上でも、近所で起きている出来事を考える上でも同じことです。」
「まず知ること、そして考えること、その上で、どう行動するかです。」さらに続きます。
自分たちの身近なできごとが世界へとつながること。
学問が世界の子どもたちを救う活動へとつながること。貴重な学びでした。
この後、大学施設の見学、生田目先生のゼミの見学もさせていただきました!