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後期が始まりました。

10月1日(火)後期の始業式が行われました。

始業式に先立ち、多くの賞状が伝達されました。

始業式の様子です。

 

 学校長からは,「凡事徹底」の大切さ、特に「ソサエティー5.0」に向けて,「向陵plearning」と日頃の授業とにしっかり取り組むことの意義についてお話がありました。

「ソサエティー5.0」とは,日本が提唱する未来社会のコンセプトです。(現在の「情報化社会」は「ソサエティー4.0」)

「ソサエティー5.0」はAIではなく人間中心社会への国家戦略で,AIにはできないこと、例えば「文章を読み、討論を重ね、コミュニケーションにより、新しいものを創造する力」等が求められるということです。

向山高校の探究学習「向陵plearning」を通し、「ソサエティー5.0」で求められる力、未来を切り開く力を養うことができる、というお話でした。

「一生懸命なうしろすがたは周囲を励ます力を持つ、ゆえに受験は団体戦であるといわれる」というメッセージは、後期を迎えた全校生徒、とくに日々受験に近づく三年生の心に響いたことでしょう。

後期は,「向陵オープンセミナ-」の開催をはじめとして、これまでの取組の成果を発表・披露する行事が予定されています。

向陵生の実りの秋。こちらのホームページでも向陵生の取組をご紹介していきたいと思います。

 

文化祭「向陵祭」のご案内

第45回 向陵祭 一般公開のご案内です。

テーマ「青に飛びこめ!~僕らの夏だ~」

令和元年8月31日(土)9:00~14:00 ※ポスターには10:00と記載がありますが,9:00~となります。

 ◆校舎(クラス展示・文化部展示・食品団体)

 ◆中庭(食品団体 雨天時:コモンホール)

 ◆中庭イベント(晴天時:中庭,雨天時:体育館)10:00~13:00

 ◆吹奏楽部発表(体育館)13:00~14:00

※車でのご来校はご遠慮くださいますようお願いいたします。

※保護者の皆さまへは8月20日付でご案内文書を配布しております。

校長あいさつ~開校記念日によせて

                               

開校記念日によせて

 


                                                                                                                                                                                                  宮城県仙台向山高等学校 校長 遊佐 忠幸
2019.6.25 


 向陵生の皆さん,おはようございます。本日の6月25日は本校の開校記念日です。昭和50年4月8日に,自主自立の精神を尊重し生徒の正しい判断に任せるとの判断から,思い思いの服装で入場し整然と着席した新入生287人に対して開校式及び第1回入学式が挙行されました。開校後,2か月半を経て6月25日に開校記念式典が挙行されたので,この日を,仙台向山高等学校は開校記念日としています。令和元年の今年は本校が開校してから45年目を迎え,一つの節目となることから,私から開校当時の状況を皆さんに紹介します。内容の多くは10周年記念誌からの引用です。


 本校は仙台市内の高校進学率の高まりと人口の急増に対応するため,国立電波高等専門学校の校舎を転用し仙台市内の県立高校普通科としては初の男女共学の学校として開校しました。校名については,各方面から案が出され,仙台向山のほか,仙台八木山,仙台西,仙台第四,仙台向陵などが候補に挙がっていましたが,仙台向山高校に落ち着き,昭和49年・12月の県議会で正式に決定しました。初代校長は鎌本 武男先生です。鎌本校長先生がめざす理想は,高校は生徒一人ひとりが,青春の感動を胸一杯に溢れさすことが出来るような学校で,そのためには,上からの押し付けはできるだけなくし,生徒の自律に支えられた自由な学園にしたいと考え,服装の自由を決断したのです。校章は「向山」を図案化したものであり,現代風に斬新で全体がすっきりしており,仙台向山高校の学校環境から浮かんでくる白と緑の色彩イメージが盛り込まれています。校訓の「自律・和敬」は,教育目標の「学力の向上」と「自分の言行に責任を持ち相互の敬愛,協力を惜しまない人間の育成」を意図して掲げられました。校歌の歌詞は初代校長の鎌本先生が作詞し,作曲は宮城フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者であった片岡良和氏によるものです。校名と校章は開校前にすでに決まっていましたが,校訓と校歌は開校記念式典で披露されたとのことです。

 開校から45年目を迎え,今年の3月1日に卒業式が挙行され200名の42回生が向陵の学び舎を巣立ち,本校の卒業生の数は,10,549名となりました。この間,多くの有為な人材を社会に輩出し,様々な実績を挙げている進学校として歩みを続けています。平成6年には理数科を設置し,平成10年には県から指定を受け「向陵プラン」を立ち上げ,理数教育やキャリア教育にも積極的に取り組んでいます。

 「どんな学校を創るのか」これは,向山地区に高校を新設することが決まり,初代校長の鎌本先生が開設準備を命じられた時から,マスコミをはじめ,県関係者,教育界,特に一般の保護者の方々から幾度となく受けた質問であり,このことからも新設の仙台向山高校に対する周囲の関心と期待がいかに大きかったのかがうかがえるのです。   この向陵の地で学習や部活動に励んでいる43回生,44回生,45回生の皆さん,これからの仙台向山高校の伝統を築くためには皆さん一人ひとりの努力が必要です。そして「どんな学校を創るのか」この答えを出すのは,向陵生と教職員なのです。今年度「夢をかなえる学校」として新たな一歩を踏み出しました。皆さんが夢をかなえ,それが積み重なることで新たな学校の姿が見えて来ます。本校の先生方は向陵生の取り組みをしっかりとサポートしますので,「夢をかなえる」皆さんの頑張りに大いに期待しています。よろしくお願いします。 

(令和元年6月25日 朝のSHR 放送での校長講話より)

※文中の画像は『十周年記念誌』から引用いたしました。

 

 

         
    

学校いじめ防止基本方針及び部活動に係る活動方針について(いじめ問題対策委員会・生徒指導部)

平成31年度の学校いじめ防止基本方針及びいじめ問題対策委員会設置要綱を掲載いたしました。学校いじめ防止基本方針.pdf

平成31年度部活動に係る活動方針(ガイドライン)を掲載しました。部活動に係る活動方針(ガイドライン).pdf

校長あいさつ

 『チーム向陵』 夢をかなえる学校へ

                 

                    宮城県仙台向山高等学校 校長 遊佐 忠幸

2019.4.18 

 この度の人事異動により,宮城県貞山高等学校から4月1日付けで赴任しました。今までの宮城県仙台向山高等学校の素晴らしい取組と伝統を継承し,普通科と理数科それぞれの教育目標を融合させながら学校経営にあたりますのでよろしくお願いします。
 さて,本校は昭和50年4月に,仙台市内の高校進学率の高まりと人口の急増に対応するため,国立電波高等専門学校の校舎を転用し仙台市内の県立高校普通科としては初の男女共学の学校として開校しました。平成6年には理数科を設置し,卒業生は1万人を超えております。今年創立45年目を迎え,この間多くの有為な人材を社会に輩出し,宮城県における普通科と理数科の教育をリードする学校として歩んでいます。校訓は「自律・和敬」あり,「自分の言行に責任を持ち相互の敬愛協力を惜しまない人間を育成する」との思いが込められています。また,校章は校名の「向山」を図案化したものであり,青年の純粋性と理想を目指す向上心を表現しているのです。
 今年度本校は『夢をかなえる学校』を掲げ,「よき伝統」は生かしながら も時代の流れをしっかりとつかみ,「すべての取組は本校生の未来のため」を合い言葉に,県内の教育をリードする学校として新たな一歩を踏み出します。そのために,『チーム向陵』を重点目標とし,教職員全員が組織的に取り組むことで学習指導・生徒指導・進路指導のさらなる充実を図り,先進的な取組である「向陵Plearning」を活用することで生徒一人ひとりの『夢(進路希望)』が叶えられるよう努力してまいります。                                     

 本校は部活動も盛んであり,運動部・文化部を問わず多くの部が東北大会出場や県大会での上位入賞を目指して毎日厳しい練習に励んでいますので,各種大会での活躍が期待されます。 
 本校の特色をさらに高め,向陵生個々の「学力向上」と「進路希望」に対応した魅力ある学校として,「生徒の夢」を叶えていきたいと考えています。

平成31年度入学式

  春季大会壮行式

 

 

理数科数学出前授業「造形と数学~環境デザインをめぐって~」

 本校理数科1年生41名は、平成30年11月 8日(火)3・4校時、大講義室において、昨年に引き続き、東北工業大学ライフデザイン学部安全安心生活デザイン学科 教授 大沼正寛先生を講師に招き、上記の題目で講義を行いました。

大沼先生から自己紹介

大沼先生から自己紹介

 

 【生徒の感想①】
 私は最初の事前学習の時点で、一度将来の夢として考えたことのある建築についてのお話を聞くことができるということで、とても楽しみでした。
 家というものは、縄文時代から現代に至るまでの長年、ずっとその時代の人々を包み込んできた必要不可欠なもので、環境、時代、流行、住む人々の好みによって様々なバリエーションがあり、一つ一つが被ることがなく、それぞれの個性が出てくるので、とても面白く、デザインだけでなく、材料、構成、材料や構成によって掛けた費用を見てみると、さらに色々な面白さが見えてくる。そんな建築に関して、端的にといえど、「Pattern(図形)」「Picture(画像)」「Proportion(比例)」「Structure(構造)」「System(組織)」の5つの視点から建物を観て、詳しく話を聞くことができ、さらに見るという視覚だけでなく、聴覚、触覚、嗅覚でも建物を観ることができるという可能性を知り、ますます建築についての興味が湧きました。これからももっと調べていこうと思います。

 

 

 

講義中の大沼先生(仙台の地図を示している)【生徒の感想②】
 数学の中でも図形はもとから好きだったので、今回の出前授業はとても興味深く面白い内容ばかりでした。また「デザイン」にもたくさんの種類があり、だまし絵や雪の結晶、建物すべてが「デザイン」であることを知りました。海外の綺麗な建築物が多く存在しますが、日本の建築も世界から注目されているほど素晴らしいものだと知りました。また、環境デザインというものは私たちが、“観る”ことと"創る”ことで成り立っているものということも知りました。美しい比例関係や法則性がデザインには宿っている、その美しさや法則性を記述するものこそ数学というもの。そして、快適で美しい建築の造形には、用(使いやすさ)、美(美しさ)、強(弱くない、簡単に壊れない)とコストの設計が必要であり、それを支えているものもまた数学という。
「デザイン」の中での数学を学ぶことができて本当に良かったです。今後の進路選択で役立てたいと思います。

 

 

 

 大沼先生の講義を受けている様子

大沼先生の講義を受けている様子

 【生徒の感想③】
 「数学」というものはどこでどのように生活上役に立っているものなのかを具体的に教えていただき、数学を学ぶ意味を改めて考えることができました。環境デザインや建築の分野において、使いやすさ、美しさ、強度、安心安全を支えているのが数学なのだと感じました。自分は今まで数学が身のまわりの生活で直接役に立っていることは少ないのではないかと思っていましたが、大沼先生の講義を受けて身のまわりには、こんなにも数学が役に立っていることがあるのかとすごく驚きました。
 また、先生のご自宅の“リノベーション”というものが興味深かったです。使いにくいなら、自分でつくるという発想が新しいなと思いました。今回の講義を受けて、数学の授業に対するモチベーションが上がったし、進路の視野も広がりました。わかりやすく丁寧な講義ありがとうございました。

【理数科について】
 仙台向山高等学校1学年理数科では,この数学の出前授業だけでなく今までもそれぞれの分野で大学・研究所訪問や野外巡検、向陵祭理数科展示なども行い、今後も 12月26日(水)生物巡検②  1月10日(木)天文学習会の行事があります。さらに、2月に行われる2年生の校内課題研究発表会(上位の内容は3月の県理数科課題研究発表会の代表となります)を経て、来年度に行われる課題研究のテーマを「物理」「化学」「生物」「地学」「数学」の中から選ぶことになります。