サッカー部県外遠征
8月半ば、本校サッカー部が茨城県へ遠征に行きました。
集合写真は筑波大学グランドにて撮影しました。眩しい太陽のもと鍛えられている様子が伝わります。
顧問の出身でもある筑波大学体育会サッカー部のグランド。内藤清志さん(写真中央の方)は、顧問が学生時代にコーチとして指導を受けた方です。今回は向山高校サッカー部の選手たちがお世話になりました。
ご指導いただいた内藤さんは、現在筑波大学に籍を置きつつ、全国をフィールドに育成の取組をされています。ミーティングでは、「サッカーの上手い人とは?」「何をもってしてサッカーが上手いというのか?」という考え方、サッカー観から、個人のスキルを高めるためのコーチング、戦術まで細やかにご指導いただきました。
ノートを取りながら真剣に聞き入っています。
遠征中は、地元の学校との練習試合で力を高めました。(写真は土浦湖北高等学校)
遠征ならではの食事風景です。向山高校サッカー部では、年に2回(春、夏)に遠征を実施しています。
こちらも筑波大学キャンパス内での集合写真です。
遠征で磨き、蓄えた力が花開きますように。
顧問の早坂 翼教諭(保健体育科)にインタビューしました。
(本校グランドにて)
Q:筑波大学在学中は、何を勉強されましたか?
A(早坂教諭):体育専門学群でコーチングを専攻していました。
Q:サッカー部での活動について教えてください。
A:体育会のサッカー部に所属していました。部員は約200人でしたね。チームでいうと7チームありました。その中で、キャプテン(サテライト)をしていました。
Q:それは、かなり専門、ということですよね。高校の教員を志したのはなぜですか?
A:サッカーとかかわりたい、と強く考えていて、大学卒業当初はセミプロへの道も模索していましたが、東日本大震災が起こったことで状況が変化し、指導者への道を選ぶことにしました。
Q:そうだったんですね。向山高校は何年目ですか?
A:4年目(2校目)です。
Q:突然ですが、サッカーの指導スタイルはどのような感じですか?
A:そうですね、話を聞きながら、というスタイルでしょうか。部員の話を聞き、一緒に考えながら課題設定をするようにしています。
Q:最初から今の指導スタイルだったのですか?
A:いや、違いますね。最初は違いました。でも、向山のサッカー部の生徒たちと接するなかで少しずつ、今のスタイルに変わってきました。
Q:他に心がけていること、などはありますか?
A:あります。進学校ですので、何より「部活と勉強の両立」を大切にしています。「短い練習時間のなかで、どれだけ質の高い練習ができるか」を追求しています。
Q:実際の練習時間を教えてください。
A:平日は、放課後1時間半~2時間。休日は練習試合を組んでいます。練習試合は半日ですね。原則、月曜日がオフです。
Q:確かに、サッカーと勉強とを両立している部員が多いですよね。向山高校サッカー部の目標は?
A:大会で勝利すること、も目標にしたいですが、いちばんは「自立した人間になってほしい」ということです。自分の課題を自分で見つけて取り組める人間、選手になってほしい。それを、サッカーで感じてもらいたいと思っています。
Q:ありがとうございました。
穏やかなまなざしで生徒たちの練習を見つめる姿が印象的でした。