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「向陵オープンセミナー」開催【そのⅠ】

11月初旬、東北大学川内萩ホールにて「向陵オープンセミナー2023」が開催されました。

今年で7回目を迎える全校生徒参加の探究発表会です。

(上の写真は渡邊重夫学校長の挨拶の様子です)

総合司会は、放送部 坂田彩華さん(2年)と髙橋荘太さん(1年)が担当しました。

 

「向陵オープンセミナー」は以下の三部から成り立っています。

1.2023ビブリオバトル学年チャンプ決定戦(1年生)+3年生Personal Presentation優秀発表

2.向陵Research中間発表(2年)

3.理数科課題研究中間発表(理数科2年)

これまで探究活動に取り組んできた3年生は発表の聞き役として参加します。向山高校の「向陵オープンセミナー」の最大の特色は、「質疑応答タイム」の活発さ、充実度です!発表者と聞き手が双方向で作り上げる学びの場が繰り広げられます。

2023年は、どのような向陵オープンセミナーだったのでしょうか。振り返ってみましょう。

1.2023ビブリオバトル学年チャンプ決定戦!

総合的な探究の時間でビブリオバトルを取り入れて今年で6年目。(旧『総合的な学習の時間」より継続)本探しから始め、全4回シリーズで1年生全員が取り組んできました。グループチャンプ、クラスチャンプ、と勝ち上がってきた各クラスのチャンプ(本)たちの決戦の場が本日です!

 各クラスのチャンプたちがステージ上に並びます!緊張の瞬間です。

ビブリオバトルの司会進行は、2年生が担当します。前年度チャンプの多田悠吏さん、準チャンプの鈴木創太さんが、盛り上げていきます!

2023学年チャンプ決定戦!に臨むバトラー(各クラスチャンプ)と紹介本です。

・千蒲歩優さん(1組)『世界征服は可能か』

・菅井翔太さん(2組)『直感を裏切る数学』

・大學有彩さん(3組)『ケーキを切れない非行少年たちのカルテ』

・宍戸奏橙さん(4組)『ゼロからの資本論』

・佐藤希一さん(5組)『ポテトチップスと日本人』

今年は、「新書」を紹介するビブリオバトルです!

 当日の雰囲気を写真を通してお伝えします。

本の紹介5分間の後は、3分間のディスカッションタイム。3年生からの質問!質問に答えることで、また次の質問が!

5分間で伝えきれなかった本の魅力が質疑応答を通してさらに詳しく伝わっていきます。

活発な質疑応答が繰り広げられ、会場が沸きます。

 

こうして、全員の紹介タイム・ディスカッションが終了し、全校で「いちばん読みたくなった本」の投票を行います。

「こうして、プログラムを持って挙手してください!」と司会が呼びかけます。

「投票はひとり1回です!〇〇さんの『△△』に投票する人は手を挙げてください!」の声に応じて、それぞれが「読みたくなった本」へ挙手。各クラスの図書委員がその場で数を数え、記録します。その後、ステージ裏で集計へ。

ドキドキの集計を待つ間、「3年Personal Presentation」優秀発表プレゼンが行われました。

2年生までの探究にさらにプラスワンアクション(本、フィールドワークなど・・・)を加え、卒業後の自身がどうありたいのかをプレゼンする活動。3年生全員が3、4、5月と取り組みました。

本日は、最優秀となった佐々木透也さん(3年)の発表「お国柄第一主義~人類史と民俗学から導く町興し」

                             (写真部 川股優真さん撮影)

佐々木さんの圧倒的なプレゼン力と、探究内容、工夫されたスライドが会場を魅了します。

                              (写真部 川股優真さん撮影)

佐々木透也さんは、2年前のビブリオバトルの学年チャンプでした!

さて、結果の集計が終わりました。結果発表および、表彰が行われました。

チャンプ本を獲得したのは、千蒲歩優さんの『世界征服は可能か?』(ちくまプリマー新書、岡田斗司夫著)でした!

                              (写真部 川股優真さん撮影)

準チャンプ本は、大學有彩さんの『ケーキを切れない非行少年たちのカルテ』(新潮新書、宮口幸治著)

                               (写真部 川股優真さん撮影)

宍戸奏橙さん、佐藤希一さん、菅井翔太さんには参加賞として図書カードが贈られました!

                                 (写真部 川股優真さん撮影)

学年チャンプとなった千蒲歩優さんは、12月に行われる全国高等学校ビブリオバトル宮城県大会に出場します。

(出場し、3位入賞しました!12月6日現在)

 

昨年度チャンプの2年生5人がビブリオバトルの学年チャンプ企画全般をスタッフとして盛り上げてくれました。

鈴木創太さん、舘山楓也さん、和田翔悟さん、齋藤達也さん、多田悠吏さん。5人は、総合的な探究の時間に1年生の教室に出向き、ビブリオバトルの実演、アドバイスをするところから関わってきました!

【ビブリオバトル・向陵生の感想より】

〇去年よりもレベルの高いビブリオだったと思う。質問タイムで手を挙げたが、あててもらえなかったので、終わった後の休憩時間に個人的に本人に聞き、さらに内容を深めることができた。(2年 加藤穂乃花さん)

〇今までと違い、新書のみの発表でしたが、おもしろそうな本が多く、また紹介も上手だったので読んでみたいなと思いました。質問タイムでは、同級生や先輩方が優しめに質問していて良かったと思います。(2年羽渕心咲さん)

〇今年度から新書のみになったことで、かなり学問的に有益となるスピーチを聞くことができてためになった。今後の本選びの参考にしたい。(2年成田悠我さん)

〇今年から紹介する本が新書になったようで、難易度が上がっているはずだが、どの発表者も1年生とは思えないほど立派な発表だった。(3年笠原実果さん)

【そのⅡに続きます。】