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小学生とビブリオバトル!

向山高校では、向山小学校との連携「小学校インターンシップ」を始めています。

本日、4人の向陵生が向山小学校4年生の皆さんとの「ビブリオバトル!」に挑戦しました。

会場は向山小学校の視聴覚室。

 今回の「小学生とビブリオバトル!」を企画したのは佐々木透也さん(3年)

向陵Plearningの時間に取り組んだビブリオバトルをきっかけに、全国の高校生とのビブリオバトルを企画運営する経験を重ねています。

本日、佐々木さんは司会進行、ファシリテーター役を務めました。

最初に、アイスブレイクとしての楽しいゲーム。大学有彩さん(1年)が八百屋さんゲームを楽しく進めます。

雰囲気が和らいだところで、ビブリオバトルのルール説明。

相澤和志さん(1年)がスライドを使いながら分かりやすく説明します。

相澤さんは難しい言葉、大切なところを皆に問いかけながら、対話しながらビブリオバトルのポイントを説明しました。小学生の皆さんも反応豊かです!

 いよいよビブリオバトル!最初のバトラーは、相澤さんです。

相澤さんの紹介本は『コミュニケーションの日本語』(森山卓朗著、岩波ジュニア新書)

「コミュニケーションって何だろう?わかる?」と問いかけると、会場からは「かかわりあい!」という声が。

問いかけると声が返ってくる、反応がある、さらに相澤さんの話に皆が聞き入る・・・とあっという間に3分間が過ぎていきます。

紹介後、2分間のディスカッションタイム(質問タイム)では次々と手が挙がりました。

「この本を選んだのはなぜですか?」「どこが一番好きですか?」相澤さんも丁寧に答えます。

2番目のバトラーは、大學さん。

大學さんは『君の名は』(新海誠著、角川つばさ文庫)を紹介しました。

「映画を見た人いる?」の声に多くの手が挙がりました。「本を読んだ人は?」には5、6人。

「ネタバレにならないように・・・」と気遣いながら、大學さんは丁寧にストーリーを紹介しました。

大學さんは「私は本が好きじゃなかったけれど、映画を本でも読んでみたい、と思って自分からこの本を探して読みました。」と話し、本を読み、自分で想像する楽しみがあることを伝えました。

質問タイムには、次々と多くの手があがりました。

 

 最後のバトラーは鈴木創太さん。

『世界一クラブ』シリーズ(大空なつき著、角川つばさ文庫)を紹介しました。

家にあるシリーズ本を手に抱え持ちながらの紹介です。個性豊かな人物たちのクラブ・・・、ということで登場人物を一人ずつ、分かりやすい言葉で紹介しました。

ストーリーの魅力が伝わったところで、自身の本の寄贈を申し出ました。「小学校の図書館には2巻分あると聞いています。よろしければ今日持ってきた本を寄贈したいのですが・・・。」皆、大盛り上がりです!

 

 3人のバトラーによる本の紹介が終わり、いよいよ「いちばん読みたくなった本」を選ぶ時間がきました。

「みんな、決まったかな?決まったら頭の上で『まる』を作ってね!」の合図に、みんなの「まる」が上がりました。

投票は挙手で!

さて、今回のビブリオバトルのチャンプ本を獲得したのは鈴木創太さんが紹介した『世界一クラブ』シリーズでした!

本日は、「できれば自分の好きな本も持ってきてください」と事前にお願いしていたため、多くの皆さんが手に手に本を持ち、参加していました。

司会の佐々木さんが「本を紹介してみたい人いますか?」と尋ねると、何とたくさんの手が!!

本当は全員に本の紹介をしてもらいたいところでしたが、代表2人が自分の好きな本を皆に紹介してくれました。

4年生の皆さんが教室に戻った後、鈴木さんは『世界一クラブ』シリーズを、相澤さんは『コミュニケーションの日本語』を寄贈したいと申し出、教頭先生に受け取っていただきました。

写真は小学校の校長室です。本日の感想をひとりずつ話しました。

・小学生の皆さんからリアクションが返ってくるのが嬉しかった。(佐々木さん)

・みんな純粋で、自分の気持ちをまっすぐに表現してくれた。正々堂々、お互いに話せた感じで嬉しかった。(相澤さん)

・小学生には学年に応じた発達段階があると思うが、小学4年生の子たちからこんなにも感動、共感が得られるとは思わなかった。あんなに喜んでもらえて良かった、楽しかった。(鈴木さん)

・高校のビブリオバトルの質問タイム(ディスカッションタイム)はしん、としていて、あんなにたくさんの質問が出たりはしなかった。リアクションが豊かで楽しかった。(大學さん)

 水口教頭先生から一人ずつお褒めの言葉をいただき、とてもあたたかな気持ちで小学校を後にしました。