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向陵オープンセミナー、開催!

11月2日(火)向陵オープンセミナー2021が仙台市太白区文化センター・楽楽楽ホールで開催されました。

総合的な探究の時間「向陵plearning」での活動報告、理数科の中間発表、ビブリオバトル学年チャンプ決定戦、の3部構成からなる、いわば向山高校の学習発表会の場です。

第1部:2年生アカデミック・インターンシップ報告会

夏休みから秋にかけて、グループ単位で大学の研究室を訪問し、研究活動に参加する取組が「アカデミック・インターンシップ」です。「学問と出会い」「学問を知る」アカデミック・インターンシップは11年目の実施となります。

校内での発表会を経て、選ばれた学年代表4グループが会場で発表しました。

東北工業大学工学部応用化学科に訪問したグループ

東北学院大学法学部に訪問したグループ

東北大学工学部電気情報物理工学科に訪問したグループ

 

岩手大学理工学部システム創成工学科に訪問したグループ

それぞれのグループの発表の後には、質問の手が次々と挙がります。

内容に関する質問、結論やまとめ方についての質問、多くの質問が出て、司会者が誰に指名するか迷うほどでした。

答える方も真剣です。一つ一つ受け止め、丁寧に答えていきます。

セクシャリティの問題、AI社会の到来と人間との関係性・・・現代の高校生の生をとりまく大切な学びを発表した班が多く,質疑応答も白熱しました。

 

会場全景。全校がひとつの会館でまとまりを実感できるのは、各学年5クラスの向山高校ならでは!

 

第2部:理数科中間発表

理数科の活動の核となる「課題研究」は2学年で行われます。4月から1年間をかけて、4~5人の班に分かれ、自分たちの興味のあるテーマについて研究をします。論文等の調査、実験や検証、研究内容の発表を通して、科学者として必要な力を身につけていきます。代表となった化学班、生物班、物理班の3班が発表を行いました。

 

理数科の中間発表を行うのは2年生です。

ひとつの班の発表が終わると、これまた質問の手が次々と挙がります。

 

 

 

 

 

理数科の発表に対しての質問者の多くは3年生。特に理数科の3年生がアドバイスを込めて、研究の方法論、

結果の示し方について質問する姿勢が印象的です。

理数科の課題研究の最終発表は2月。アドバイスを受け、最終発表に向けてさらに磨きをかけていきます。

 第3部:2021ビブリオバトル学年チャンプ決定戦

総合的な探究の時間「向陵plearning」でビブリオバトルに取り組んで今年で4年目となります。夏休み明けの「向陵plearning」において、小グループでビブリオバトルを行い、グループチャンプ,その後クラスチャンプを決定しました。向陵オープンセミナーでは各クラスのクラスチャンプがバトラーとなり,全校生徒及び、教職員・保護者の方々の参加のもと「2021学年チャンプ本」を決定します!

司会やアシスタントを務めたのは昨年度のビブリオバトルのクラスチャンプたち(現2年生)です。

各クラスのチャンプが持ち時間5分間で工夫を凝らしたプレゼンをします。

会場に質問を投げかけながら、会場と一体になって本の世界を共有する場面も!

 

本の一部を朗読する場面も!

さすが、選ばれしクラスチャンプたち!会場を本の世界にぐいぐいと引き込みます。

 本の紹介はひとり5分。その後に「ディスカッションタイム」と称し、3分間の質問タイムがあります。

質問タイムには次々と手があがり、それぞれの本の世界を共有したり、深めたり・・・。

ビブリオバトルの質問者は学年を問わず、1年生から3年生まで。

特に、自分でもビブリオバトルに取り組んだばかりの1年生の皆さんの質問の熱心さに会場は大いに沸きました。

質疑応答に思わず盛り上がる3年生たちの姿。

 

 

大いに盛り上がったビブリオバトル。今年は各自の端末からの投票となりました。

結果、チャンプ本獲得 1年5組の佐々木透也さん、準チャンプ 1年1組大風海翔さんに決定しました!

佐々木透也さんは、12月に行われる県大会に出場予定です。

 

★「向陵オープンセミナー」参加生徒の感想レポートより

・今回はどの発表でも意見交換が活発に行われていた。特にビブリオバトルは会場の空気が盛り上がっていた。今回はより身近に感じる発表が多く、自分たちがこれから創っていく社会がどのようであるか、また自分たちにできることは何か、ということを深く考えさせられた。(3年 上野裕紀さん)

・2年ぶりに校外でのオープンセミナーだったが、今までよりレベルの上がった発表ばかりですごいと思った。3年生の自分はずっと聞く側だったが、聞いていて飽きないものだった。今後も研究を続け、更に密度の高い学習にしていってほしいと思う。(3年 鳴海日南さん)