総合的な探究の時間
「向陵plearning(プラーニング)」とは
向陵plearning(プラーニング)は「向陵」の地で未来に向かって主体的に計画「plan」し,学び続ける「learning」の意が込められています。(名称:2017年在校生からの公募にて決定)
「向陵plearning」は高等学校における進路支援プログラムとして全国に先駆けて開始した探究学習「向陵プラン」を基盤とし,探究学習として25年の歴史を持っています。
なかでも,2年次にグループで大学・研究室体験をする「アカデミック・インターンシップ」は学問と社会のつながりを体感し,自分の将来を考える貴重な学びとなっています。本校アカデミック・インターンシップが代表実践例として文部科学省『中学校・高等学校キャリア教育の手引き』(2023年3月)に掲載されています。
【県外視察研修の学びを生かした新たな教育活動】
昨年度、宮城県教育庁高校教育課の事業の一環で、本校教員2名が探究活動に力を入れている先進校2校に視察研修に行ってきました。立命館中学校・高等学校、京都市立堀川高等学校での研修を通し、令和6年度からは、「全職員で取り組む探究活動」をより実現するための二つの取組を行っています。
1.全職員で行う年度始めの「向陵プラーニング」研修会(4月)
2.「向陵プラーニング企画委員会」(主幹教諭、研究情報部、進路部、各学年主任、学年担当者、理数科主任、学校司書)の定例実施(週1回)による情報共有、企画・運営
★視察研修レポート
令和5年度学校自主研修事業(特色ある学校づくり)レポート.pdf
「向陵plearning」プログラム策定コンセプト(2024)
ともに創る未来への一歩
「未来社会に向けて取り組みたいこと」を自分のなかに形成するプログラム。
Ⅰ「本との出会い」から育てる興味・関心の芽
本と出会い、本をもとに人に伝え、本を通じて学問、社会とつながる学び
「ビブリオバトル」(1年)「ブックトーク」(1年)「グループブックトーク」(2年)
「パーソナル・プレゼンテーション」(3年)
Ⅱ「体験」を大切に 本物に触れる学びを
「オータムセミナー」(1年)「アカデミック・インターンシップ」(2年)「小学校インターンシップ」
Ⅲ「ともに学ぶ」向陵生に「協働的な学び」を
各取組に「考えや学びを共有する活動」を意識した活動を設定。3年間で各取組がつながり、表現する力、問いかける力(質問力)、人とかかわる力を養う。
向陵Plearning=探究活動「向陵Research(リサーチ)」+キャリア形成「キャリアプランニング」
向山高校の探究「向陵Research」活動内容
3年間の「つながる活動・学び」で「未来社会に向けて取り組みたいこと」を自分のなかに形成するプログラムです。
「向陵Research」で確実に身につく探究財産
◆読解力「読み、伝え合う」 3年間で新書4冊以上
◆表現力「伝える」個人レポート(7200字以上)、グループプレゼン、個人プレゼン
興味・関心を伸ばす外部との連携企画も魅力!(自由参加で自身の可能性にチャレンジ!)
◆放課後ゼミ「源氏物語絵巻講座」講師:東北大学大学院文学研究科 横溝博教授
◆放課後ゼミ「落語講座」×2回(落語+落語を学ぶ)落語家 春風亭与いち氏
◆放課後ゼミ「人工知能 AI時代の人と脳」講師:東北大学医学部 虫明元 名誉教授
◆授業研究WS(向山高校の教員+ゲスト教師+大学生と一緒に「自立した学習者を育てる授業」を考える)
(2024年度の企画です)
「向陵plearning」3年間のデザイン
各学年の活動デザイン
1年生
主な活動
①キャリアプランニング学問研究 ②ビブリオバトル!③向陵ブックトークⅠ
関連記事)ビブリオバトル県大会3位,小学生とビブリオバトル,2024学年ベストブックトーカー
2年生
主な活動
アカデミック・インターンシップ過去3年間の記事紹介)東京大学大学院工学系研究科,東北大学メディカルメガバンク機構,東北福祉大学,東北大学医学部,東北大学文学部,東北多文化アカデミー,福島大学食農学類,東北福祉大学情報福祉マネジメント学部
③個人レポート作成(7,200字以上)令和6年度個人レポート表彰
3年生
主な活動(文字をclickして記事をご覧ください!)
・パーソナル・プレゼンテーション, 2024パーソナル・プレゼンテーション学年発表会,2023パーソナル・プレゼンテーション学年発表会