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3学年「Personal Presentation」学年発表会【向陵Plearning】

総合的な探究の時間のまとめの活動として,3年生は4月,5月と約2ヶ月かけて個人探究「向陵リサーチ」の仕上げに取り組みました。

1年次の「ブックトーク」,2年次の「アカデミック・インターンシップ」,「個人レポート」を経て,自分の将来に向けて探究のまとめと発表を行うのが「Personal Presentation(パーソナル・プレゼンテーション)」です。

5月の最後の日、この「Personal Presentation」の学年発表会が行われました。

場所は本校体育館。各クラスの代表に選ばれた5人が発表を進めます。

 

1組代表 髙城澪さんによる「これからのアニメは何が必要か?」

探究したことを自分のことばで,聴衆をしっかり見つめながら堂々と伝えていました。アニメの置かれた現状、課題、そしてできることは何か?共感とともに問題意識を共有できる内容、およびプレゼンでした。「自分の好きなもの」発の問題意識、探究が深まる喜びを共にできるひとときでした!

 2組代表 佐藤愛和美さんは「『薩長史観』によって歪められた戊辰戦争の真実とは何か?」

自ら会津に赴き、フィールドワークを経ての発表でした。「歴史とは何か」、我々が常識だと思っていることの意味を考える機会となる深い内容でした。放送部で鍛えた声の魅力・伝える力が深い内容と相まって訴える力を持っていました!

 手書き文字とイラストを効果的に取り入れたイラストも魅力!(佐藤愛和美さん)

 

3組代表 岡崎光希さんは「向陵Plearningって必要?~総合的な探究の時間で学ぶ『生きる力』」。

教員には必須,しかし学ぶ側の高校生としてはなじみが薄い(と思われる)「学習指導要領」。「学習指導要領」を自ら読み解き,「生きる力」と現在の学び、共通テスト、そして「向陵プラーニング」の関係と意義を完全に自分の言葉で理解し、自身のことばで発表しました。自分たちの高校生活、授業、テスト、そして探究学習の背景と意義を考える貴重な機会となったのではないでしょうか。岡崎さんが話すと、「学習指導要領」が身近なものに変わる魅力がありました。

 4組代表 加賀山結さん。「地球温暖化において炭素はどれほど重要か?」

加賀山さんは1年生次のブックトーク、2年次のアカデミック・インターンシップ、まとめの「個人レポート」と自分のテーマを積み重ねてきました。2年次の個人レポートでは優秀賞を受賞しています!

今回はこれまでの積み重ねを振り返り、さらに6冊の書籍を読みこなした上での発表でした。脱炭素と、炭素の重要性という矛盾を多くの視点から捉えていくことの必要性を真摯に追究する内容でした。加賀山さん自身が「科学的な視点」を身につけていった過程がそのまま伝わる、優れた探究を体現したプレゼンでした!

 5組代表 佐々木透也さん「過疎の何がいけないんだよ!」

古代メソポタミアの都市から学ぶ「過疎」。どちらかというと身近とはいえない内容、テーマに皆が聞き入ったのは佐々木さんの高いプレゼン力の成せる技でしょう!

佐々木さんは5組(理数科)で、2年間「課題研究」に取り組んできました。課題研究の活動で培ったまとめの力、伝える力が存分に発揮されていました!

 今回の学年発表では、拍手の多さで「ベストプレゼン賞」を決定しました!拍手の多さは・・・皆同じように聞こえます。

そこで司会・進行・運営を担当した「向陵プラーニング委員」の皆さんが判定!

結果は、

ベストプレゼン賞 佐々木透也さん「過疎の何がいけないんだよ!」に決定しました!

教頭先生からの表彰です。

佐々木さん、おめでとうございます!

クラス代表の皆さんの優れたプレゼンに拍手!

司会・進行をはじめ発表会全体の運営にあたった「向陵Plearning委員会」の皆さんと!

 3年生はこの「パーソナル・プレゼンテーション」学年発表会をもって探究活動から,進路に向けて自身を見つめ、ブラッシュアップさせる「キャリアプランニング」へと移行します。

探究活動て培った力をもとに輝かしい未来へと羽ばたいていけますように!