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アカデミック・インターンシップ【東北大学文学部】

仙台向山高校では2年次に興味関心のあるテーマを深めるために、グループ毎に大学・研究機関を訪問し、研究体験、大学体験をする「アカデミック・インターンシップ」を実施しています。

今年度、2学年普通科160名が34のグループに分かれて活動しています。

こちらでは何回かに分けて、アカデミック・インターンシップの活動の一端をご紹介します。

今回は、「文学」をテーマとしている2班の活動をご紹介します。

2班は,東北大学文学部日本文学研究室 横溝 博教授を訪問しました。 

研究室,そして大学院生の研究の様子も見学した後、横溝教授の特別講義を受講しました。

自分たちが今使っている古典の教科書のテキストは時代や写本によって異なっていること、

物語の作者名は分からないものの方が多く、『源氏物語』のように作者名が残っている方が不思議であること、

平安時代の失われた物語「散逸文学」について・・・、

高校の古典の授業では知り得ない内容を資料を用いて分かりやすくお話くださいました。

グループのメンバーは興味津々。熱心に耳を傾けていました。

 

午後からは,横溝教授のご案内で東北大学附属図書館の見学をしました。

当日は,夏休みを目前に控えたたくさんの東北大生がレポート課題に取り組んだり、研究を進めたり、と熱心に勉強している姿が見られました。

横溝教授は2時間かけて図書館全体を丁寧にご案内くださいました。

グループのメンバーが興味を示した本をその場で開いてのご説明!

専門の研究者と一緒に文献探索!貴重な経験をさせていただきました。

普段は入ることができない地下の書庫も見学しました。

東北大学附属図書館入り口にて記念撮影。