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教育活動

劇団プレイバッカーズによる「参加型即興劇」

文化庁の文化芸術による子供育成事業が本校1年生を対象に開催されました。

劇団プレイバッカーズの皆さんによる「参加型即興劇」、「プレイバックシアター」の世界。

 

本校1年生5クラス,クラス別に各1時間の公演でした!

会場は本校の多目的室。

プレイバックシアターにはあらかじめ用意された脚本はありません。

参加者が自ら手を挙げて語る「ストーリー」が音楽とともに即興劇になるのです!

                    (手を挙げた人のところへ行き,インタビューをする「コンダクター」のあきさん)

あの時の「こんな気持ち」「あんな気持ち」が、音楽とともに目の前で豊かに表現されると、会場からは笑い声や歓声が!

5つのクラス、各クラスから挙手によって語られたいくつかのストーリーが即興劇になりました。

小学生時代の体験,中学時代のあの出来事,高校入学後に出会ったいろいろなこと,初めてのテスト,友だちとのこと,勇気を出して行動した話・・・思い切って手を挙げた級友から語られた「あの時の気持ち」。

 

 

 即興劇の後に、コンダクターさんが「どうでしたか?」と質問すると,「あの時の自分がここにいました。」「その通りです!」としみじみと答えている様子が印象的でした。

 並んで座った「コンダクター」さんがインタビューをした直後、(打合せもなしに!)音楽が奏でられ、語ったストーリーが3人の「アクター」によって表現される不思議な時間でした。

            (「ミュージシャン」によって奏でられる音楽。キーボードや打楽器による「楽譜のない音楽」)


 劇団プレイバッカーズの皆さんからは、色紙に向陵生へのメッセージをいただきました!また、本校図書館所蔵の『プレイバックシアター入門 脚本のない即興劇』へも著者 宗像佳代さん(スクール・オブ・プレイバックシアター日本校校長)ご本人よりサインをいただきました!    

劇団プレイバッカーズの皆さん、ありがとうございました。

         (プレイバッカーズの皆さん。左から丹下一さん、宗像佳代さん、代表の小森亜紀さん、髙橋江利子さん、猪瀬隆次さん)

【参加した1年生の感想より】

・どうして生徒のあれほどの少ない情報から、こんなにありありと再現できるのでしょう!?3人とも打合せなどすることなく完璧な息合わせで実行できていて驚きました!!音響の方もものすごく雰囲気が出る音を適度な音量で出していてリアルに感じました!!僕は話をしましたが、本当にその時の自分が目の前にいるみたいで「外から見ると自分ってこんな感じなんだ~!!」と初めて知りました!

・全身を大きく使って感情を表現しているのがすごいと思った。自分の事を話すときはとても緊張したが、馬鹿にすることもなく聞いてもらえて嬉しかったし、それをもとに即興劇をしてもらったら、もう本当にいつもの自分って感じでびっくりした。感情の表現方法は言葉だけじゃなくていいんだ、と思った。機会があれば自分も今度は演じる側をやってみたい。

◆全クラスの感想からは、「即興劇への感動、驚嘆」「感情表現についての感動と学び」が多くみられました。また、級友のエピソードや気持ちに対する共感、「自分は手を挙げられなかったが、挙げればよかった」というコメントもありました!

 ◆公演当日、東北大学生を中心とした「あおばプレイバックシアター」の皆さん,東北大学医学系研究科 虫明元教授、宮城教育大学 虫明美喜准教授が見学されました!

★劇団プレイバッカーズさんのHPに紹介されました!→当日の様子(写真編) 授業後の感想編