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NHK杯全国高校放送コンテスト準決勝進出!

「第66回NHK杯全国高校放送コンテスト」において、3年及川馨大さんが 県大会で優秀賞(朗読部門)を受賞し、さらに全国大会準決勝に進出しました。

都道府県大会に参加した朗読部門5,393名のなかから、全国大会に出場したのは294名、そのなかで準決勝に進出したのはわずか60名という狭き門でした。

写真は、エントリーカードを受け取り、準決勝に臨む及川さんです。

及川さんが朗読に選んだのは指定作品のうち『羊と鋼の森』(宮下奈都著・文春文庫)でした。朗読部門では、作品の中から自分の表現した部分を抽出し、1分30秒以上2分以内で朗読します。

及川さんは、昨秋の新人大会にも同作品で臨み、以降半年以上かけて表現力に磨きをかけてきました。

 

及川さんにインタビューしました。

Q:この作品を選んだのはなぜですか?

及川:文章がきれいで、癖がないことにひかれました。「あきらめずに決心し、夢に向かう」登場人物の気持ちが表現されている部分を切り取りたいと思いました。

Q:及川さんの声と作品との相性はいかがでしたか?

及川:男性のセリフよりも、女性のセリフを表現できるのが私の声の持ち味です。自分の声との相性も考えて作品を選びました。

Q:作品を朗読するときに工夫した点を教えてください。

及川:地の文には主人公の気持ちが、セリフには女性の気持ちが表現されている部分を切り取りました。両方の気持ちがうまく伝わるように、地の文とセリフの読み分けを試みました。特に、セリフ前後の「間」を大切にしました。声の高低の使い分け、緩急(チェンジオブスピード)に心を配りつつ表現しました。特に、緩急(チェンジオブスピード)について高評価をいただくことができました。

                            (写真は決勝の様子です。)

 

Q:全国の舞台に立ち、どんなことを感じましたか?

及川:全国大会、ということで本当に全国各地から集まる大会のなかで、各県ごとに持ち味が違っていて興味深いと思いました。たとえばある県は「県全体でまとまっていて、洗練されている」など興味深い発見ができました。

 Q:及川さんのこれから、を教えてください。

及川:高校を卒業しても、自分の声を磨いていきたいと考えています。