図書館をご紹介します
訪れるたびに新しいコーナーや、楽しい企画が次々と!
本校図書館をご紹介します。
夏休みのある日の図書館。勉強したり、本を読んだりする向陵生の姿。
写真手前、パッと人目をひくコーナーが。ボードには「SHARE BOOK~あなただけの物語の扉を開こう~」の文字。
さらに近寄って見ると・・・。楽しそうです。
手作り感があり、かつハイクオリティーなポップの数々。図書委員、本校生徒の手作りです。
つい、手にとってみたくなります。そして、コーナー正面には「展示本すべて貸出OKです!」のメッセージも。
今年になって新設された本の検索コーナー。
そして、新たにリラックスコーナーもできていました。
◆本校図書館司書にインタビューしました。
Q:新たに検索コーナーが設置されたり、リラックスコーナーがあったり、生徒手作りのポップが楽しそうだったり・・・と、訪れるたびに新しい魅力が増している図書館ですが・・・、何か「ねらい」はありますか?
A:生徒の皆さんには、情報センターとしての図書館の利用を身につけて欲しいと考えています。インターネット上には、本にはない最新の情報が溢れていますので、ついついインターネットの情報で充分だと思っている人も多いと思います。でも、ネット上の情報は、常に次から次へと流れており、玉石混交で内容も部分的かつ、断片的であったりします。それに対して、本からはまとまった専門的な情報や著者の考えなどを具体的に知ることができます。インターネットで得た情報に興味を持ったら、次には本(や新聞・雑誌)でより深く調べてもらえればと思います。図書館の生徒用の蔵書検索システムはそのために設置しました。向陵生の皆さんには是非、メディアに応じた特徴を知り、情報を見極めるスキルを身につけて欲しい、と考えています。
(図書館入口右側。新着図書、小論文参考図書の棚)
Q:さまざまな情報メディアがある現在、本を読む意義は何でしょう?
A:本を読むことで、考えてもみなかった他者の意見、考え方の存在を知ることができます。物語やノンフィクションを自身が経験したことがない立場になって読むことは、異なる人生の疑似体験となり、想像力、相手を慮る力を得、人間的な幅が広がると思います。
Q:図書館は訪れるたびに魅力が増しています。リラックスコーナーがあったり、生徒手作りのポップが楽しそうだったり・・・、とワクワクする空間作りをされていますね。
A:基本的に読書は自由なものです。まずは、楽しさ、面白さを知るきっかけの場になって欲しいと考えています。
(図書館前の廊下。小論文資料案内)
「情報センター」としての図書館は、扉を開ける前から始まっています。図書館前の廊下には、思わず立ち止まりたくなる展示や掲示が。新聞記事の掲示コーナーもあります。
授業とコラボ企画も。国語の授業で課題となったレポートの原画展です。
レポートの素材となった夏目漱石、宮沢賢治の書籍も紹介されています。もちろん貸出可能です。
夏休み後、1学年の向陵plearningにおいて、いよいよ「ビブリオバトル」が始まります。図書館の前を通り、眺めて、見て、そして扉を開けて・・・、多くの向陵生が、読む喜び、知る楽しさを実感できることを願っています。